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えりっくさん(2003年度北海道・中学国語)の合格体験記


 こんばんは、えりっくです。今回5回目の教採でなんとか北海道中学校国語B登録となりました。役に立つかどうかは分かりませんが、私の勉強方法を聞いて下さい。

1次試験対策。
@教職教養・一般教養
 最初の一年、教職教養は教育大学を出ていないこともあり、それこそ死ぬ気でやりました。具体的にやった作業と言えば、まず自分だけの教職教養ノートを作りました。参考書を自分なりにまとめて、分類にわけ、色分けもして自分だけには見やすいノートになったつもりです。全部で5冊くらいでまとめ終わったように思います。おかげで教職教養の知識を体系的に知ることが出来ました。ただし、問題点としては、そのうち作ることに目的がいってしまって、「覚える」と言うことに関しては必ずしも効率的とは言えないような気がしてます。また、あれだけ時間のあった大学時代なのに、このノートを作ることに労力がかかり、ほとんどほかの勉強はしない状況でした。本末転倒ですね。
 2年目もやはり、教職教養が不安に感じ、たくさん問題集を解きました。でも、これもこんなに時間をかけるんだったら専門教養に労力をさけば良かったなと反省してます。
 以上の反省から3〜5年目は教職教養に欠ける時間を減らしました。その文教職教養ランナーを最低3回は読み直すという作業を延々とくり返し、残り一ヶ月で実践問題を解くという感じで進め、非常に効率を重視したと自分では思っています。その甲斐あってか、たいていの問題集では9割近くできるようになりました。北海道は特にマーク式で基本問題視かでないので、これぐらい十分だったなと反省してます。
 ちなみに一般教養はどうかと言えば、全然やってません。自分の好きな数学や梨香などを細々とやっていた程度です。個人的に読書が趣味なので(およそ3日に一冊はよむ)大体の知識はそこで補えました。
A専門教養
 上を読んでいただいてもらったとおり、最初の2年間は全く手をつけずに来てしまいました。国語が専科と言うことで当時勉強しても無駄という意識がどこかにあったのでしょう。その誤りに気づいた3年目からはひたすら問題集を解きました。年間約5〜60冊はやったと思います。おかげで大学センター試験の国語なら満点取る自信があります。時間の割合としては現代文2時間半古文で1時間半ぐらいの割合でしょうか。但し北海道の国語の試験は大学入試とは微妙にずれているので、2ヶ月前からは記述式の問題にひたすらなれる作業を行う必要があります。また、大学入試には珍しい小説問題も多めに解くのにも気にかけました。
B勉強時間
 当初、とにかく勉強しなくてはならないと言うことで、夜中遅くまで勉強しました。しかし、この勉強法は働きながらやるには無理がありました。平均睡眠時間3時間程度、徹夜もざら。これでは勉強効率が下がるだけではなく、次の日の仕事にも支障が出ます。そこで私の解決法は仕事から帰ってきたらまず寝る。大体7時か8時くらいには寝て、1時2時に目を覚ましてすぐ勉強を始めます。これだと、確実な睡眠時間を確保できるだけではなく、時間も決まるのでその分集中も出来ました。俗世間からの誘惑にも勝てますし、是非おすすめの方法です。(但し、世間から離れて生きている感覚に常に悩まされます。)

2次試験対策。
@面接
 4年目から2次試験に進めるようになったのですが、はっきり言って無策でした。それは受かった今年も変わりません。なにぶんにも田舎に住んでいる私にとって面接対策は実質取れないのと同じです。校長、教頭にお願いして、1,2回練習をするのがやっとでした。やはり、普段の先生同士たわいのない世間話の中で少しずつ極めていくしかないようです。今年は集団面接で司会をやりましたが、対策を練ってなかった私にとって、自分で発言するより良い結果になったのではないかと考えています。
A小論文
 これも初めて小論文を書いた時はぼろぼろ。あらかじめ文章を考えておくのはどうやらマイナス効果しかないようです。そこで今年は、最初の書き出しだけ考えておいて、どんなタイトルになっても書けるように7月からの2ヶ月間ひたすら書きました。自分では客観的な判断が下せないので、地元の文章の上手い人や校長先生にも添削してもらい、そこそこ欠ける自信がもてると、試験会場でも余裕が自然と生まれるものです。もともと文章を書くのが嫌いではなかったので、それほど苦ではありませんでした。但し、文章が上手いかと言えば、この文章を見れば推して知るべきですね。
 
総論 
 以上が私の試験対策ですが、後悔する点は、確かにこの勉強を実践することで国語に対する知識には自信がつきました(ここ2年生徒が行う学力テストで一回も間違えたことがありません)。でも、ずっと大学入試の問題で勉強してきたので、抽象概念ばかりで思考してきたため、語彙に生徒と大きな差が出来てしまいました。授業中でもどうしても使う言葉が難しくなってしまいます。(自分では日常用語のつもりなんですが……)これは正採になってから直すのに時間がかかりそうです。我々はあくまで現場の知識を活かすために試験を受けているので、勉強の仕方も考えなければならなかったようです。とりあえず報告でした。

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