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くみさん(2004年度愛媛県・中学英語)の合格体験記


私は講師をしながら勉強をしていたのですが、どうしても学校が優先で勉強の時間がとれないので、専門学校に平日の夜に通い、強引に勉強時間を確保しました。結果的に学校の先生たちは「今日も行くんでしょ。早く帰りなさい」と言ってくれたり、同じ目的を持った友達が増えて面接の練習の時には役に立ちました。
実際受けてみなければ分からないことが多かったので、来年度以降挑戦する方へ、私の主観からではありますが情報を提供したいと思い、書き込みます。

★試験まで★
前述の通り、塾のようなところに行っていたので、小テスト等があり、やらないといけないような状況に自分を追い込んで何とかやっていました。教育原理、心理、法規については、市販問題集、過去問で毎日少しずつ覚えるようにはしていましたが、実際はあまり自分で勉強はできませんでした。その代わりに毎日、新聞の教育に関する記事は切り取り、友だちとそれについて話をしたりしました。討論と論文には非常に役立ちました。教育に関する答申などは、ひたすら音読しました。黙読では頭に入ってこない気がしたので声に出して何度も読みました。
私の場合、テキストを読んでも問題を解く段階には頭の中でごっちゃになってしまうので、問題を解いて間違えたところを覚える方式でやってました。
過去問は愛媛県のを一通り解いた後は広島、高知、徳島、香川、岡山、などの近県の問題を解きました。自分の県の過去問は2年連続では出ないだろうけど、近県の問題とは重なるところがあると言われていたからです。おかげで一般教養はかなり取れたと思います。
討論は3ヶ月ほど毎週練習しました。毎回1人がテーマを考えてきて、それについて討論をし、その後全体で意見を出し合ったりお互いいけないところを指摘しあいました。目線、うなずき、口調、表情など。1ヶ月前になると週に3回くらいやりましたが、だんだん練習後の意見交換が長くなってしまい、一個のテーマに2時間くらい取ってました(^^;)

★試験当日(一日目)★
愛媛県は一次二次の区別がありません。一日目は全受験者が筆記試験を受けます。

☆適正、論文☆
まず、クレペリン。これは疲れます。ただ集中してやるしかありません。そのあとの論文との間には休み時間はありません(鉛筆を削ることもできない・・・)
論文は、50分で1600字というかなりハードなものですが、テーマは毎年簡単(教育がらみで書きやすい)です。
その後、教職一般があります。

☆教職一般☆
教職の問題は、答申や法規、心理などが出ましたが、今年は少年法がぼん!と1つでかく出ました。ノーマークでした。。。でも何とか知っていることだけで答えを出してきました。
一般は愛媛に絡んだ問題、愛媛の県の魚は何、とか、愛媛県が日本一の生産量を誇る農産物は何か、とかが出ました。4択です。また、時事問題は幅広くいろいろ出ました。正岡子規も。時事問題は興味を持って新聞などを読めば答えられるものばかりです。(重箱の隅を突っついたようなのは出ませんでした)
数学の問題、理科の問題も高1くらいのレベルでした。

☆専門筆記☆
昼ごはんのあと、専門の筆記試験でした。
英語の問題は必ず指導要領の目標の穴埋めが毎年出ます。あと、何かの説明文が(2文程度)出て、何について説明しているか1語で答えなさい、という問題もよく出てます。今年はくらげ、点字などについてでした。点字ってなんていう??とビックリしましたが、みんな知らんやろ、と自分を慰めて乗り切りました。。
長文もセンターレベルです。作文もありましたが問題を忘れました。。。ごめんなさい!

★専門実技試験★
今年は試験前に「私の夢」「私の趣味」など、話しやすいトピックが5つ与えられて、その中から1つ選び、6人1グループで一人一人前に出てスピーチをするという形式でした。スピーチの後、他の人から質問を受けてそれに答えます。司会役も受験者が一人一人やっていきました。司会役はスピーチを要約し、質問するために挙手している人を指名する役目です。もちろん全部英語。「手を挙げない人は話の内容が分からないとみなします」と言われていたので、活発な質疑応答となりました。私は始めの言葉が堪えていて、毎回一番に挙手し、全員に質問をしました。それがよかったかな。

★集団討論面接★
愛媛県は6から8人のグループ討論&面接を行います。
集団討論は20分、私の班のテーマは「少年犯罪の低年齢化凶悪化についての背景と教育的取り組みについて」でした。練習をしていたテーマだったので司会をしました。幸い(?)席が端で全体を見渡せやすかったことと、逆サイドによく話をする人がいたので進めやすく全体的に和やかな雰囲気を作ることができました。
これがよかったのかも。同じ面接班から3人合格しました。倍率約8倍なので、いい確率です。面接は重要です。
試験官は教育のエキスパートなので発言の内容云々より受験者の喋り方、リーダーシップ、協調性、明るさのみに注目しているといっても過言ではないでしょう。終始笑顔で、司会として発言の少ない人にも話をふったりしました。
その後にある面接は順に答えるときと、挙手で答えるときとありました。もちろん一番二番には手をあげました。発言は短く、声を大きく、語尾はすぱっと話しました。

長々と書きましたが、「その人が教壇で生き生きと授業をしたり、生徒と活動している様子が想像できるか」というのを見られていると思います。多少あがりましたが、とにかく笑顔と即答とを心がけ、試験官の目を見て答えるようにしました。

本格的に勉強し始めて4ヶ月、職員室で数学の問題を数学の先生に教えてもらったり、教頭先生や他の先生に論文を貰ったり、周りのサポートはほんとに感謝しても、感謝しても足りないくらいです。
講師として楽しい教員生活を送っていますが、やはり将来も続けるためには試験に突破しなければなりません。
これから挑戦されるみなさん、参考になったでしょうか。私の感想ばかり書いてしまったかもしれませんが読んでくださってありがとうございます。
おとつい、県庁前の掲示板に結果を見に行き、名前を見つけたときは掲示板の前で倒れそうになりました。が同時に泣けてきました。
精一杯やったあとの結果はついてくるものです。
頑張ってください!
最後に、このページにはよくアクセスしていました。
まとまった情報は欲しい内容がすぐに見つけられてとても見やすかったです。また遊びにきますね、ありがとうございました。

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