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マリアッチさん(2007年度福岡市・小学校)の合格体験記


初受験でしたが、第一希望の福岡市に合格しました。
合格に当たって、こちらのサイトには大変お世話になったので、微力ながらこの体験記を送ることで貢献させていただきます。

対策は以下。

△参考としたもの
・ランナー(全科、教職、一般のすべて)
・東アカの全科参考書
・協同出版の過去問
・当サイト
・全科の全国問題集
・論文参考書
全科参考書を二種類用意したのは、両者を比較対照しながら学習することが安心感につながったからです。ランナーを主に、サブ的なものとして東アカを使用していました。
(ランナー及び東アカの例題が試験にそのまま出たりすることも珍しくありませんし。)

△学習計画(約半年間)

・半年前〜
 1)過去問を参照し、試験問題の在り方を把握。
 2)当サイトのポイントをとにかく(意味は後回し)覚えながら、同時進行でランナーを少しずつ進め、過去問にも挑戦。
→この時点で「試験に当たって、どんなことをどれだけ覚えたらよいか」が分かってきました。また、過去問によっては4〜5割以上解けたことも。(自分でもびっくりでしたが)


・4ヶ月前〜
 1)全科の主要4教科と教職教養を中心にランナーでひたすら。まさに走者でした。ポイントは覚え続けるinputだけでなく、過去問や問題集でoutputすること。そのバランスが確かな解答力につながりました。
→この時点で5割以上は取れました。試験を終えてみて、主要4教科と教職教養は「解答できて当前」だったと感じました。言い換えれば(県にもよりますが)「合格の本当のポイント」にはならないとおもいます。科目試験の一次突破のポイントとなるのは、家庭、体育、生活、図工、音楽などの副教科の問題を、いかにものするかではないでしょうか。ここで、他の受験生との差が出ます。あせって勉強した方は、ここまで手が回っていないのが本音でしょうし。というわけで、一次を確実に突破するには、この副教科が鍵だと考えます。(くどいようですが、県の問題傾向によります)

【2次対策】
2)論文対策。採用試験用の論文の書き方を把握しました。実際に書くという学習はせず、秀逸な論文に多く当たり、ポイントを把握していました。


・2ヶ月前〜
1)やはり、ランナー。このあたりで、ほぼ範囲が終わっていました。私は音楽が苦手でしたので、楽典関係は直前に覚えようと決意し、手をつけませんでした。(決意むなしく、結局せずじまい)
→全科、教職教養の問題は、8割以上は取れていました。
某予備校の模試でも上位一桁に入っていました。(自分でも驚きましたが)ランナーなどで、知識をinput、問題集や過去問でoutput、この連続を続けたのみです。

【2次対策】
2)面接対策を始めました。といっても、通信過程の者なので、周りに頼れる方がいませんでした。何を始めたらよいか分かりませんでしたが、答えの丸暗記にはならないように、いろんな質問を深く考えることから始めました。教育に関心があれば、考えていくうちにおのずと自分なりの回答が生まれるはず!

3)実技対策(特にピアノ)指定曲をひたすら刷り込ませる作業(!)をはじめました。右手のみ→左手のみ→両手→歌と両手、という流れで練習していました。毎日集中的に30分程度やっていたら、試験2週間前には目をつぶってもひけるようになりました。


・直前
1)ランナー。直前用の薄っぺらなポケットランナーではなく、自分が使い込んできた黄ばんだランナーで!もはやこの時点で、ランナーも自分もくたくたでした。暗記物の再確認と整理をしました。

【2次対策】
2)面接対策は、先述のような形を続けていました。よく聞かれる質問についてのみ、ある程度の回答を用意していましたが、結局聞かれずじまいでした。おそらく、面接官も、用意された解答を聞きたくないのでしょう。

3)論文対策は一ヶ月前から書き始めました。いろんな文字数制限やお題に合わせて、一日2題程度書いていました。書き方は意外とすぐ身についたので、後は如何に具体例にインパクトと説得力を出すかということに集中していました。実際の試験では、過去に見なかったようなお題と文字数で焦りましたが、面接対策で考えてきたことや論文を書くにあたって考えさせられたことが生きました。


■1次、2次突破の最大のポイントは2点あると思います。
ひとつは、先述の「副教科で得点力をつけておく」こと。
もうひとつは、「常に教育について考えておくこと(ただ教育系新聞を読むなどの表面的なことではなく、稚拙なりとも自分なりに教育の問題について考え続けるということ)」ではないでしょうか。

あとは、努力とそれに伴う自信が結果を導くのではないでしょうか。一部の県を除いて、教員採用試験はそう難しい試験ではありません。ただし、長期にわたる試験、幅広い範囲の学習、人物を問われている、というプレッシャーに負け続けないことが困難でしょう。

私は採用試験を通して確実に成長しました。
皆さんが悔いの無い学習を進め、よい結果に結び付けられることを祈念いたします。


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